文 松谷みよ子
絵 東光寺啓
発行 童心社
初版 1969/8/31
対象年齢 0歳から
文字の量 かなり少なめ
ページ数 20
発行部数 104万部(2014時点)ミリオンぶっく
オススメ度 B

おさじさん のあらすじ・内容


おさじさん(スプーン)が、誰かの食事を手伝ってあげようとやってきました。

ちょうどうさぎさんがおかゆを食べようとしています。

手伝ってあげるというおさじさんを断って、自分で食べようとするうさぎさんですが、やけどをして泣いてしまいます。

さて、おさじさんは…

おさじさん の解説・感想


派手さはありませんが、小さい子どもに喜ばれそうな内容で好感が持てる本です。

まず、子どもにとって身近なスプーンを扱っているのがいいです。親しみやすいですよね。

これを読めば食事の時間がより楽しくなると思います。そうすれば、食べ方が上手になるのも早まるかも知れませんね。

「松谷みよ子 あかちゃんの本」シリーズの一冊ですが、このシリーズは共通して文章がいいです。優しく丁寧な言葉づかいでリズムもよく、小さい子どもに読み聞かせる事を前提に考えられている感じが伝わってきます。

絵の方は水彩画で、ちょっと昔風の感じです。表紙にも出てますが、うさぎさんのタッチが何だか統一感がなくて、若干不自然な感じ…

この本は松谷みよ子あかちゃんの本シリーズの一冊です。他の作品もご紹介しています。→ 『いないいないばあ』『いいおかお』『もうねんね』『おふろでちゃぷちゃぷ』『もしもしおでんわ

松谷みよ子さんの他の作品もご紹介しています。 → タグ『松谷みよ子