文 なかがわりえこ
絵 やまわきゆりこ
発行 福音館書店
初版 1977/4/
対象年齢 4歳から 自分で読むなら小学校初級向き
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 181万部(2014時点)ミリオンぶっく
オススメ度 B

ぐりとぐらのかいすいよく のあらすじ・内容


のねずみのぐりとぐらが浜で遊んでいると、びんが流れてきます。びんの中には、うみぼうずからの手紙と地図と浮き輪が入っていました。ぐりとぐらは手紙に誘われて、沖へ出発しますが…

夏らしい、ちょっとした冒険のお話です。

ぐりとぐらのかいすいよく の解説・感想


ぐりとぐらとしては珍しい冒険モノです。定番の食事シーンはありません。でもぐりとぐらののんびりしていて、それでいて好奇心旺盛なところは健在。このシリーズの雰囲気は変わっていません。

浜に漂着するびんの中に入っていた手紙を元に冒険が始まるなんていいですよね。子どもの時はそういうのに憧れたなぁ。

ダイナミックな印象のシーンがいくつかあります。うみぼうずに引っ張られて水面をグングンと進んでいくところとか、泳ぎを教わってイルカジャンプをするところとか。この辺もぐりぐらシリーズでは珍しいですね。

ぐりとぐらは、うみぼうずに泳ぎを教えてもらいます。その泳ぎ方が、いぬかきから始まって、くらげ泳ぎとか色々あるので楽しそう。夏前に読めば、夏が待ち遠しくなるかも知れません。

子どもが知らないかも知れない言葉がいくつか出てきますが(例えば、南とか、灯台、真珠とか)、それを一つ一つ教えてあげるのも、親子の会話になっていいでしょう。

ぐりとぐらに時々出てくる五七五調の文のページ。本作にもあります。このページの雰囲気がいいんだなぁ。大人も癒されます。

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