文 渡辺茂男
絵 山本忠敬
発行 福音館書店
初版 1963/10/
対象年齢 4歳から 自分で読むなら小学校初級向き
文字の量 やや少なめ~やや多め
発行部数 204万部(2014時点)ミリオンぶっく
オススメ度 B
概要
ジープを改造した小さな消防車じぷたは、大きなポンプ車やはしご車などにくらべて地味な存在です。
自分だって負けないぞと気概を持っているのですが、なかなか活躍の場が与えられず、いつしか自分がちっぽけでみにくいものに思われてきます。
そんなある日、山小屋で火事が発生しますが…
小さくても頑張るじぷたが、失いかけた自信を取り戻すお話です。
感想
レトロな雰囲気の絵柄です。消防車のフォルムも昔の車っぽいです。私が生まれる前に発行された本ですからね。
車好きの男の子は喜ぶかも。すべてのページに消防車が描かれています。デフォルメも擬人化もされていません。色付けがシンプルなのでリアルとまではいきませんが、細かく丁寧にかっこよく書かれています。逆に人物には色がなかったりして、ホントに車が主役の本です。
お話の内容も、小さいものも頑張れば活躍できるぞ、というお話で、この辺もいい意味で昔の感じがしますね。