文 こいでたん
絵 こいでやすこ
発行 小峰書店
初版 1985/12/20
対象年齢 4歳から
文字の量 やや少なめ
ページ数 32
発行部数 不明
オススメ度 B

なぞなぞかけた のあらすじ・内容


ももことお姉さんが森でお絵かきをしていると、どこからか紙飛行機が飛んできました。

紙飛行機は手紙になっており、そこには「なぞなぞかけた。なぞかけた。…」となぞなぞが書かれていました。そしてその答えが示すところに来なさいというのです。

二人は森の動物達と協力しながら、順々に出されるなぞなぞを解いて、導かれるままに森の中を移動していきますが…

なぞなぞを出しているのは誰で、最後には何が待っているのでしょうか。

なぞなぞかけた の解説・感想


これはとってもいい本だと思うのですが、今では入手が困難なようですね。残念です。

なぞなぞは全部で5問。でも内1問は、当てるのがほとんど無理な、ちょっとなぞなぞとは言えないものなので、実質4問ですね。

なぞなぞの手紙に誘われた小さな冒険。その途上で出会い仲間になってくれる動物たち。みんなで紙飛行機で遊ぶ場面。こどもが喜びそうな要素が詰まっていて、ウチの子も楽しんでいました。

かわいくて、森の自然がキレイに描かれた絵には、よくよく見るとわかるようなちょっとした仕掛けが含まれています。お父さんは全然気づきませんでしたが、こどもはよく見てるな~と感心しました。

なぞなぞの手紙にも、なぞなぞの他にこれもちょっとした仕掛けが含まれています。これはお父さんが年の功で先にわかりました(笑)

なぞなぞが出題される紙飛行機は、毎回違う形状の紙飛行機です。凝ってますね(笑)。この本を見て、紙飛行機に興味を持つお子さんもいらっしゃるかも知れませんね。 → 『紙飛行機』の記事もありますよ。

本書と同じような子どもの冒険を描いた絵本を他にもご紹介しています。→ タグ『冒険