絵本の与え方

絵本の与えかた の解説・感想


これはすみません、絵本じゃないです。しかも本でもないです。

今私の手元に『絵本の与えかた』という無料の小冊子があります。うろ覚えですが確か本屋の店頭で見つけてもらってきたような…。発行は福音館書店で、記事の殆どが松居直さんが書かれています。松居直さんは福音館書店の初期に編集者として参画し、その後社長になられた方で、ご自分で絵本を書かれたりもしています。

この小冊子がとてもよくて、見つけたら即ゲット!なものなので、ちょっとだけ内容をご紹介したいと思います。

まず目次。

  • 絵本は、子どもが生まれてはじめてであう”本”です

  • ”本”好きの子どもに育てるには

  • 絵本は、おとなが子どもに読んであげる本です

  • 赤ちゃんの絵本<田中秀治>

  • 二歳・三歳児の絵本

  • 四歳児の絵本

  • 成人式を終えた絵本

  • 五歳・六歳児の絵本

  • 科学の絵本、知識の絵本

  • おしまいに- 私たちはこの子の親なのです


ここまでは松居直さんの記事でボリュームは14ページほど。この後は福音館書店が発行する絵本の紹介がやはり14ページほどあります。

松居直さんの記事には、こどもに絵本を読み聞かせたい、本好きに育てたいという親のために役立つアドバイスなどが色々書いてあります。『こんなタイトルの昔話絵本はやばいかも』なんていう超具体的な話も載ってたりします。たった14ページながらかなり密度が濃いです。

そのアドバイスの中で一つだけご紹介します。
一冊の絵本が、子どもに与える楽しみと喜びの大きさによって、その中味は深く心に残り、子どもを本好きにする原動力となります。

ウチのこどもももうすぐ小学校三年生で自分で読みたい本を図書館で借りて読むようになったので、私が絵本を読んであげることも少なくなって来ました。ホントはもっと読んであげたいのですが、私が面白いと思った絵本はこどもが興味を示してくれないことが多いので仕方ありません。こどもなりの好みを尊重しなくちゃね。以前読み聞かせをしょっちゅうしてた時にも私が絶対に気をつけていたことは、こどもが面白いと感じない本を無理強いしないという事。とにかくこどもが興味を持つ、楽しい、を最優先していました。

このブログで本を紹介する時に『こんな部分がこどものためにプラスになるかも』ということを書くことがありますが、これはこどもには内緒ですし、読み聞かせの時にその点を強調するようなことはしません。あくまでも絵本を楽しむ中でついでに自然にこどもが吸収してくれたら、と期待しているだけです。絵本を読むことをお勉強にしてしまったら絵本が嫌いになるかもしれませんからね。

この小冊子、見つけたら是非持ち帰って読んでみてください。後半の絵本の紹介も参考になると思います。