糸を紙コップを使って簡単にできる遊びを2つご紹介します。

糸電話


まずは糸電話。懐かしいですね。子どもにとっては不思議だし、内緒話をしているようで背徳感に近いようなドキドキを感じるのかすごく面白がります。子どもは内緒ってものがすごく好きですね。

用意するものは紙コップ2つ、糸、小さいボタン2つ。糸は普通に家にある縫い糸でも十分です。

制作の方法です。

  1. 紙コップの底に糸が通せる程度の小さい穴を空けます。

  2. 糸を底側から口側へ穴を通します。

  3. 通した糸の先にボタンを結びつけます。糸がコップの底で固定できればいいのでボタンがなくても軽くて小さくて糸を結び付けられるものなら何でもいいです。例えばつまようじを適当に折って使ってもできるでしょう。

  4. その糸を数mの長さで切って、その切端でもう一つの紙コップを使って1~3と同じ事をします。


あとは壊れない程度に糸をピンと貼るようにして会話をお楽しみください。

どの位小さい声でも伝わるか、大きい声を出したらどうなるか、どの位の糸の長さでも伝わるか、などなど色々試してみるとさらに面白いですし、子どもの知的好奇心をくすぐりますよ。ただ、相手が耳をコップにつけてる状態で自分が大声を出すと相手の耳が大変なことになってしまうかも知れません。大きい声を出す側の人は必ず予告の上で、相手に紙コップから耳を離してもらってからにしましょう。


紙コップを運ぶゲーム


もう一つは、紙コップを運ぶゲーム。これは子どもが小学校で遊んできて私に教えてくれました。

使うものは、輪ゴム1つ、糸、紙コップ1つ以上。

制作の方法は、いたって簡単。輪ゴムに4ヶ所、20cm程度の糸を結びつけます。4ヶ所は輪ゴムの周囲等間隔になるようにします。これで完了です。

次は遊び方。二人がそれぞれ2ヶ所づつ隣あった糸の端を手に持ちます。4つの糸をそれぞれ外側に向けて引っ張ると輪ゴムが拡がって穴が大きくなります。その拡がった穴に紙コップが入るようにしてから少し糸を緩めると紙コップが輪ゴムによって締められます。その状態で紙コップが落ちないように運ぶというゲームです。二人の糸の引っ張り加減をうまく合わせないと上手にできません。なのでこのゲームは二人で協力しているという感覚があって、親子で協力して何かをするという点で子どもは楽しいようです。

紙コップは底を上にして立てておいた方がゲーム性が高いです。でも小さい子相手で難易度を下げたいなら底を下にしてもいいかと思います。

もう少しゲームっぽくするには、スタートとゴールの間に少し距離を設けたり、紙コップよりも少し重いものを運んでみたり、複数の紙コップを使って何度も運ぶタイムを計測したり、糸ではなく切れやすい細い紙にしてみたり、色んなバリエーションが考えられますよ。