絵本は基本的にどれも美しいですが、とくにお部屋に飾っておいてもいいなと私が思う絵本をピックアップしてみました。

それでは絵本を紹介していきましょう。タイトルをクリックすると各絵本の紹介記事にジャンプします。

きつねと私の12か月




表紙にも見られるようにほとんど全ページに美しい花柄の模様が描かれています。それに落ち着いた色使いがいいのです。どのページも飾っておきたくなるレベルです。この絵本の判型は普通の絵本よりもサイズが一回り大きいです。もしかしたら出版社も飾られることを意識していたのかもとさえ思いました。

14ひきのおつきみ




14ひきシリーズはいずれの作品も緻密に描かれた自然の世界が美しいのですが、本作はその中でも出色だと私は思っています。表紙を見ただけではわかりませんが、特にお話の後半、辺りが暗くなってからの描写はのねずみ達の体験を擬似的に体感させてくれてると思うほど。お月見がこんなにもすごいものだっとは。敬虔な気持ちを呼び起こされます。

ロバのおうじ




植物の緑をメインにしたバーバラ・クーニーさんの絵がキレイです。見ていると癒やされます。表紙の絵もそうですが、絵本というよりも絵画として飾ってもおかしくないと思うんですよね。すべての見開きに渡ってこんな美しい絵が載ってるんですから異常にクオリティが高いです。

アレクサンダとぜんまいねずみ




表紙にあるマトリョーシカも異国情緒があって美しいです。でも中身はもっと美しい絵が楽しめます。特に夜の場面はいいですよ。貼り絵だそうですね。独特の味わいがあります。

オオカミくんはピアニスト




この世界観が何とも言えません。夜の美しさや孤独、人生のあり方などといったものが散りばめられた詩的な絵本。コレクターアイテムとなっているのか、もはや普通の価格では入手できないかも知れません。

はんなちゃんがめをさましたら




酒井駒子さんの絵はどの作品でも好きで、すべての作品が飾っておきたいレベルなのですが、特に本作は美しいと思います。ふと目覚めた夜のほんのひと時を描いた本作は、酒井駒子さんの絵だからこそ表現できたのではないかと思うのです。その場の空気が伝わってきます。

パンやのくまさん




ちょっとチープな感じの絵柄がとてもオシャレなんです。ぬいぐるみそのまんまのくまさんも寡黙なキャラクター含めて好感が持てるし。ちょっと小さい判型で絵はかなり小さいんですけど、それがかえって小さな宝物のようにさえ感じさせますね。

もりのこびとたち




書き込まれた絵が美しいです。しかも森に住む小人達一家の一年を描いている絵本であり、そういうのが好きな人にはもう夢の国そのものです。大人が見ても癒やされます。

ちいさなヒッポ




カバの親子を中心に自然が美しく描かれた版画がいいんです。特に見返しの絵。こんな目立たないところにこんな美しい絵が隠れているとは。真っ赤な夕暮れにカバの群れが水面から目だけ出して移動しています。その上を大きな鳥が群れで飛んでいきます。濃密な命の匂いが伝わってくるようです。

こねこのぴっち




かわいらしい動物たち、そして何より主人公の子猫のぴっちが愛くるしい。癒やされますね。一見ラフな感じに見える線画ですが、表情や仕草がリアルに伝わってくるし、温かみが感じられ、異国情緒もあってすごくお洒落です。

ないしょのおともだち




隅々まで緻密に描かれている美しい絵です。遊び心があって見れば見るほど新しい発見があるので、飾っておくというよりもじっとあちこちに見入ってしまう、そんな感じの絵です。しかもその描かれる世界がお洒落なんですこれがまた。

ブックスタンドで飾りましょう


下のようなブックスタンドを使えば絵画のように実際にお部屋に飾っておくこともできますよ。